3Dプリンター
大学で、今流行の熱で樹脂を溶かしてプロットしていくタイプの3Dプリンターを導入しました.
これは、ヤマダ電機でも販売しているもので、3Dプリンターの中では安価なものになります.
3Dプリンターはここ最近ブームになりましたが、そのもの自体は大昔から存在していました.
ただ、特許切れのものを有志が製品化したのがきっかけで、安価なものが多く出回り「個人でも買える」ところがポイントになりブームになりました.
ABSやPLAといった樹脂を、熱で溶かしながら断面図を描いてゆき、どんどんと積層していくような製作方法で、このタイプのものはエラーが多かったり積層面が荒かったりします.
大学でも、切削タイプのものや石膏パウダーを固めるもの(DMMでCMしているものと同じタイプ)を運用していますが、どれも得意不得意がありどれかが決定打ではなく、場面ごとに使い分ける必要があります.
それでいうと、この3Dプリンターの特徴は「簡単」「メンテが楽」「コストの安さ」がポイントになります.
箱から出して1時間後にはプリントを開始できるぐらい設定も楽で、ソフト等も解りやすく設定箇所も少なくなっています.
また、粉も液体も使わないので設置場所も自由に出来るし音もうるさくありません.
そういうハンドリングの良さを目の当たりにすると、なにか新しい可能性が見えてくるような気がします.
「イノベーションのジレンマ」には、イノベーションは旧来の製品の評価尺度でみると劣っているが、別の飛躍的な価値があり、旧来製品のリプレースにはならずに新しい市場を席巻するとなっていましたが、この廉価帯の3Dプリンターもその様な印象を感じます.
色々と条件を変えて、どこまで出来るのか試していきたいと思います.
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