ナインアワーズ
土曜日は夕方より,ゲスト審査員を務めさせて頂いた,京都デザイン協会の京都デザイン賞の授賞式と簡単なシンポジウムがありましたので出席してきました.

その前に,京都の寺町四条下ルにできた柴田文江さんデザインディレクションの,新しいコンセプトのカプセルホテル「ナインアワーズ」の見学会があったので行ってきました.

この見学会はAXISの主催で,希望者には宿泊体験もできました.デザイナーの柴田さん自らが引率して館内を案内してくれました.(案内旗は,柴田さんお手製)
こちらは1ステイが4900円とちょっと高いカプセルホテルですが,次の日まで安心して疲れがしっかり取れて泊まれればOKという人に,「ジャストフィットのミニマムな体験」として細かくデザインされていました.
「体に近い所にお金をかける」として館内着やタオルを上質なものを準備していましたが,スリッパや小物入れなど一度しか使わないものはシンプルなものにするなど,お金をかける所のメリハリをうまくしていました.

カプセルもオリジナルのもので,曲面が多く遠近感を利用して圧迫感が無いようにデザインされています.某P電工社の快眠理論を使った照明計画やオリジナルのマクラなど色々と機能的な工夫もされています.

館内は機能ごとにレイアウトされているので,そのインターフェイスは床や壁にペイントされていました.
色々見せて頂いて,モノやファンクションの計画はよくデザインされているなと感じました.ただ,こういったものはオペレーションしながらノウハウを積み重ねていくもので,計画者の予想外の反応が返ってくることも多々あるかと思います.それに対して逆にキチンと答えようとするほど既存のデザインのルールを変える必要が出てくるかも知れません.
その辺の線引きはかなり難しく,「ズルズルと普通の安いカプセルホテルになる」か「スタイリングは良いけど使いにくくてガラガラ」と極端に振れてしまう危険が多いにありそうな気がしました.
そういう意味でも,プロトタイプの際のテストは重要になるのかと思いながら,見学会を後にしました.
その後,遅くまで京都で飲んでいたので,試泊を申し込んでいても良かったかも,,,と思いつつ,終電に飛び乗りました.
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