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大学教育の目的

ここのところ、大学での仕事の比率が多くて大学の話題が続きます.

大学の教員の委員会に参加していてその中で、大学の授業の改革を検討しています.
多くの大学でFD活動として、教員の教育力を向上させる取り組みをしていますが、その延長線上にあるものになっています.

大学の役割は、主に研究と教育との2つに分かれています.私のお手伝いしている美大では主に教育に力を入れていて、このクラスでは平均的な所にあると思っています.

大学の教育面でのトレンドは、一つは経産省の「社会人基礎力」や文科省の「学士力」などに代表されるジェネリックスキルと呼ばれる、大学で学ぶ専門性以外でプロジェクトの遂行のノウハウなどの極めて定性的な能力の向上が大学教育の中で求められてきている事があります.それに関連して、学生の学びも従来の「ティーチング」ではなく「ラーニング」(アクティブラーニング(※PDFにリンク))主体に変化していきます.

大学での授業を組み立てるときは、当然ながら「何を教えるか?」が重要になります.
学科として大枠をプログラムして、詳細は個々の授業担当の教員が組み立てを行います.それに加えて、「どのように教えるか?」も次第に重要になってきています.これは、学生達がジェネリックスキルを要求されているのと同様に、教員も教育のジェネリックスキルを要求されていきているのだと思います.

産業革命以降巨大な組織を必要としていたモノ作りが、近年は小さな組織でも大手に対抗できるようになってきていてモノ作りの組織が小さくなっているのと同様、教育の単位、場面も小さく、多様化してくるように感じます.
そういった中で、デザイン教育というのも単にスケッチやソフトの使い方、デザインの考え方だけを教えるのではなく、総合的により俯瞰した体系や方法論が必要になってくるのかもしれません.

せっかく教育の現場に居ますので、その様なテーマを元に試行錯誤していきたいと思います.

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